Windows Server 2008 の Terminal Services には TS Easy Print という機能があります。
TS Easy Print はサーバー側で生成れた印刷ジョブを XPS 形式でリモート デスクトップ接続 (mstsc.exe) に転送しクライアントにクライアントのプリンタードライバーで印刷させる機能です。
これにより画面転送型のシンクライアントシステムに付きものの印刷に関する諸々の問題が解消されます。
中でもクライアントが利用するプリンターのドライバーを予めサーバーにインストールしておく必要が無いという点はエンジニアに好評です。
TS Easy Print は Windows 7, Windows Vista と Windows XP SP3 で動作しますが、印刷結果が文字化けを起こすことがあります。
原因は殆どの場合サーバーとクライアントにインストールされているフォントの不一致です。
例えば、Windows XP SP3 のリモートデスクトップ上に MS ゴシック で表示されたドキュメントを印刷すると文字化けを起こすことがあります。
このとき Windows Vista のリモートデスクトップでは印刷物の文字化けが発生しません。
これはサーバー側の MS ゴシックが Windows Server 2008 に搭載の JIS 2004 対応バージョンであり、XP SP3 に標準搭載される MS ゴシックとは違うフォントであるためです。
これを解決するには XP SP3 の MS ゴシックを JIS 2004 対応のものと入れ替える必要があります。
他には、メイリオを使用したドキュメントが XP で文字化けする可能性があります。
サーバー側でプリンタードライバーの準備が必要なくなった代わりにクライアント側でフォントの心配をしなくてはならなくなりました。
この点は注意しておく必要があります。