SBC の導入とイニシャルコスト
2005年の11月末に Citrix iforum 2005 というイベントに参加しました。
SBC (サーバベースコンピューティング) に関する情報収集を目的に参加したイベントです。
うれしい誤算として、SBC に関する話題だけでなく、Windows Server 2003 R2 の新機能に関するセッションも有り、有意義な時間を過ごすことができました。
情報漏洩への対策や情報システムの管理コストの削減へのソリューションとして大きな注目を集める SBC ですが、さて、SBC の導入にどこまでのコストを掛けるべきなのでしょうか。
昨今の情報システムに於いてイニシャルコストの大部分を占めるのはソフトウェアのライセンス料金であり、これを見誤ることはROIを重視するのであれば好ましくありません。
Windows 系のサーバOSである Windows Server 2003 は標準で ターミナルサービス というSBCの基盤技術を搭載しています。ターミナルサービス は Citrix の協力のもとに Microsoft が開発した技術であり、Citrix Presentation Server (旧称 Metaframe) とは似て非なるものです。
Citrix Presentation Server は ターミナルサービスのアドオンという位置です。アドオンですから SBC の導入初期には ターミナルサービス のみの導入で Citrix Presentation Server のライセンス購入を見送り、必要性に気づいた時点で導入する、というシナリオでの導入が可能です。
- Windows Server 2003 に標準搭載されているターミナルサービスをアプリケーションサーバーモードで構成し運用してみる。
- 通信帯域が厳しい拠点や印刷周りで不自由を強いられる拠点の出現、またはユーザーの増加に伴う管理の複雑化が視野に入れば Citrix Presentation Server や Citrix Access Suite の導入を検討する。
以上の2段階が単純ではありますが効果的なシナリオだと感じます。
導入や運用に小回りの利く小規模の事業者ならば、もちろん事前の準備は必要ですが、後日のアドオンにも柔軟に対応できる可能性が高いでしょう。