Longhorn Server と ターミナルサービス
Citrix iforum 2005 で得た情報です。
次期 Windows Server である Longhorn Server ですが、この新しい世代のサーバOSでは ターミナルサービス の機能が大幅にパワーアップします。
新しい ターミナルサービス は Bear Paw というコードネームで呼ばれています。
Bear Paw での大きな変更点の内のひとつは、Citrix Presentation Server の特徴のひとつである シームレスウインドウ に似た機能の搭載です。
Windows Server 2003 R2 までのバージョンに搭載されている ターミナルサービス は、ログイン先のデスクトップ画面をそっくりそのまま利用者に転送します。このため利用者はローカルのデスクトップ環境とリモートのデスクトップ環境を場合によっては使い分ける必要があり、操作性に多少の難点があると云わざるを得ない状況となっています。
しかし Citrix Presentation Server は シームレスウインドウ という機能を搭載することでこの問題をクリアしています。シームレスウインドウ は、サーバから各Windowsアプリケーションのウインドウ画面のみが利用者に転送されるというイメージで動作します。たとえば、利用者がリモートの Excel を起動したとして、それはあたかも自分のパソコンにインストールされた Excel を起動したかのように体験されます。
この シームレスウインドウ と同等の機能が Longhorn Server に搭載されるわけです。
手元のデスクトップの中にリモートのデスクトップが表示されるという従来の リモートデスクトップ機能 に不便さを感じている利用者は多いのではないかと思います。
この新機能は有効な解決策として機能するでしょうから、今から Longhorn Server の登場が楽しみです。
最後に、Citrix のスタッフから戴いた情報を載せておきます。
現在 Citrix Presentation Server の最新バージョンは 4.0 となっています。Longhorn Server に搭載される Bear Paw は Citrix Presentation Server 4.0 よりも遅れて登場するわけですが、Bear Paw の機能は Citrix Presentation Server 4.0 を凌駕するものではないそうです。ですから、現行の ターミナルサービス では力不足となるような高いレベルの要件で SBC を導入する場合は、Longhorn Server の登場を待つのではなく、その時点で最新の Citrix Presentation Server を導入するのが良いとのことでした。