Longhorn Server のターミナルサービス

ずっと先だと思っていた Windows Server "Longhorn" の登場が近づいてきました。
私が好きなターミナルサービスが大幅にパワーアップするようなので、現行のターミナルサービスで不満に思っている点がどう解決されるのか調査しました。

Windows Server 2003 ターミナルサービスの問題点

  1. リモートデスクトップ接続 (mstsc.exe) のウインドウを最大化すると、ローカルのデスクトップとリモートのデスクトップの区別がつかなくなりユーザーが混乱する。
  2. 画面のレシオが 4:3 で固定されており、ワイド表示が可能なモニタの性能を生かしきることができない。また、画面の最大解像度は 1600*1200 となっている。
  3. マルチモニタに対応していない。2枚以上のモニタを所有していてもそれらを生かした作業を行うことができない。
  4. リモートデスクトップ接続 (mstsc.exe)の認証機能が Active Directory と統合されておらず、シングルサインオンを実現できない。ターミナルサービスへのログオンがめんどくさい。

これらの問題点を解決する Windows Server "Longhorn" ターミナルサービスの新機能

  1. Terminal Services Remote Programs (TS Remote Programs)
    ターミナルサーバーで公開されたプログラムをローカルの Windows で起動したかのように見せかける技術。リモートのデスクトップを丸ごとローカルに表示するのではなく、任意のプログラムのウインドウだけをローカルに表示する機能。Citrix Presentation Server のシームレスウィンドウのような機能。
  2. Custom Display Resolutions
    従来の 4:3 のレシオに加え 1680*1050 や 1920*1200 といった 16:9 と 16:10 のレシオに対応した。この機能によりワイドモニタを生かした運用が可能となる。最大解像度は 4096*2048 となり、ターミナルサービスでも広大なデスクトップで作業を行えるようになった。
  3. Monitor Spanning
    2枚以上のモニタを水平に並べてマルチモニタを実現する機能。ただし全モニタの解像度の合計が 4096*2048 を超えてはならず、全てのモニタの解像度は同一でなければならない。
  4. Single Sign-On for Terminal Services
    Active Directory で一度認証を受けたユーザは、ターミナルサービスへのアクセス持に再度の認証を要求されなくなる機能。その名のとおりシングルサインオンが実現される。ただし、クライアントとして Windows Vista が必要となる。

どうやら私の不満はすべて解決するようです。

Terminal Services Remote Programs や Single Sign-On for Terminal Services はターミナルサービス導入のハードルを大きく下げると思います。

今回私が参考にした資料をポイントしておきます。

Published 金, 10 13 2006 18:04 by Ryosuke Uemoto

Comments

# re: Longhorn Server のターミナルサービス

>リモートデスクトップ接続 (mstsc.exe) のウインドウを最大化すると、ローカルのデスクトップとリモートのデスクトップの区別がつかなくなりユーザーが混乱する。

これは、最大化しなくても、ちょっと混乱することはありますよね^^;

2006年10月16日 1:02 by R・田中一郎

# re: Longhorn Server のターミナルサービス

>これは、最大化しなくても、ちょっと混乱することはありますよね^^;

ありますね。

何にしろよく似た別のモノが混在する環境というのは良くないですね。

私はローカルと間違えてリモートの Windows をシャットダウンしたことがあります(^^;

2006年10月16日 11:09 by Ryosuke Uemoto