11月 2006 - Posts

シャドウ コピー クライアント を無効にする方法

@IT に VSS(ボリュームシャドウコピー)の「以前のバージョン」がクライアントで表示されてしまう という投稿がありました。
Windows XP から[以前のバージョン]タブを消したいという要望でしたので、まずマイクロソフトのサポート技術情報 Update to disable Volume Shadow Copy Service restore options on Terminal Server client computers that are running Windows Server 2003 or Windows XP からレジストリの変更で対処する方法を紹介しました。

具体的には以下の手順です。
*レジストリの編集は深刻な問題を引き起こす場合があります。at your own risk でお願いします。

  1. レジストリエディタ(regedit.exe) を起動する。
  2. 以下のサブキーの内どちらかをクリックする。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer
    HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer
  3. 新規に DWORD 値を作成する。
  4. 作成した DWORD 値の名前を NoPreviousVersionsPage に変更する。
  5. NoPreviousVersionsPage 値を 1 に設定する。
  6. レジストリエディタを終了する。

しかし、この方法では Windows XP SP2 から[以前のバージョン]タブは消えませんでした。
Windows Server 2003 SP1 や Windows Vista RTM で試すと同じ方法で[以前のバージョン]タブを消すことができます。

結局上手くいったのは regsvr32 コマンドで twext.dll を解除する方法でした。
Windows XP SP2 は[以前のバージョン]機能を twext.dll (%SystemRoot%\System32\twext.dll) で実現しています。
これを解除すれば[以前のバージョン]タブが消えるという寸法です。

具体的には以下の手順です。

  • [以前のバージョン]タブを無効にする: Windows XP SP2 で regsvr32 /u twext.dll を実行。
  • [以前のバージョン]タブを有効にする: Windows XP SP2 で regsvr32 twext.dll を実行。

この方法は Windows Server 2003 SP1 でも有効でした。
Windows Vista RTM では DllUnregisterServer エントリポイントが見つからない旨のエラーが発生してしまいます。

--追記--
私としてはシャドウコピークライアントは無効にする必要は無いと思います。
ユーザーはアクセス権を与えられていた共有資源しか復活させることはできないわけで、シャドウコピークライアントを無効にして得られるモノは無いと思うからです。

Posted by Ryosuke Uemoto | with no comments

Windows Vista : Windows Media Center はテレビチューナーの入力と外部入力とを切り替えられない

遊び用のパソコンに Windows Vista RTMUltimate Edition をインストールしました。
TV キャプチャボードを取り付けてテレビの視聴を試してみました。

使用した TV キャプチャボードはアイ・オー・データ機器GV-MVP/RX3 です。

Windows Vista は従来の Windows とは異なりビデオのオーバーレイ表示をサポートしていません。
ボードに付属の視聴ソフトはオーバーレイ表示を前提としているので起動してもテレビを視聴することができません。
Windows Vista で GV-MVP/RX3 を用いてテレビを視聴する方法は今のところ Windows Media Center を使用する以外にないということになります。

ちなみに、GV-MVP/RX3 は Windows Media Center が認識してくれましたが、SKnet の Monster TV という製品は Vista へのインストールは完了するものの Windows Media Center が認識してくれませんでした。
製品が Windows XP Media Center Edition 2005 対応なのかどうかで認識の可否が決まるのかもしれません。

ボードのアンテナ端子にアンテナ線を接続し、また外部入力端子にスカパー!のチューナーを接続して Windows Media Center を設定しました。

テレビのチャンネル設定を終えると地上波放送の視聴も録画も可能になりました。
続いてスカパー!のチェックをするために Windows Media Center への入力をテレビチューナーから外部入力端子に切り替えようと思い、設定設定を探したのですが、それがどこにも見当たりません。

調査の結果、Windows Media Center というのは TV キャプチャボードの入力系を切り替える機能を搭載していないということが分りました。
また、Windows Media Center の [テレビ信号] という設定を [衛星] という値にすれば外部入力の映像を視聴することが可能であるということも分りましたが、この設定はテレビチューナー用のチャンネル設定を消去してしまいます。
毎度再設定するのなら地上波とスカパー!の両立は可能ということになりますが、現実的ではありません。

今のところ解決策は無いようなので、メーカーから Vista 対応の視聴ソフトが提供されるまでの間 Windows XP に戻ろうと思います。
Vista のパッケージが出荷開始されるころまでには何とかなってくれるといいのですが。

職場のパソコンで Vista の便利さにコーフンしているところなのでホビーでも、と思ったのですが、しばらくおあずけです。

Visio 2007 : Visio でデータ分析 その2

Visio 2007 : Visio でデータ分析 の続きです。

前回は SQL Server 2005 Analysis Services で作成したキューブ (CUBE: 多次元データベース) を Visio 2007 から利用する「ピボットダイヤグラム」の作成方法を紹介しました。

今回はピボットダイヤグラムの操作方法を紹介します。

  1. [集計] 図形に表示されている [数量]、[金額] の各値が画面左側の [ピボットダイヤグラム] ウインドウにある [集計項目の追加] のチェックボックスと連動していることを確認してください。
  2. まずは集計項目の値に書式を設定して見易くしてみます。[数量] データを右クリックして、コンテキストメニューから [データ] - [データ グラフィックの編集] をクリックします。
  3. [データ グラフィックの編集] ダイアログが開いたら、[データフィールド] が [数量] となっている行が選択されていることを確認して [アイテムの編集] ボタンをクリックします。
  4. [テキストの編集] ダイアログが開いたら、[詳細] 項目で [値の表示形式] 欄をクリックします。欄の右端に [...] ボタンが現れたらそれをクリックします。
  5. [データ形式] ダイアログが現れたら、[分類] 項目で [数値] を選択して [小数点以下の桁数] 等のオプションに任意の値を入力し、[OK] ボタンをクリックします。
  6. [テキストの編集] ダイアログに戻ってきました。[値の表示形式] 欄に書式が設定されたのを確認してください。[OK] ボタンをクリックします。
  7. [数量] データと同じ手順で [金額] データに書式設定を行った結果がこれです。桁区切りと通貨記号に注目してください。
  8. 集計項目をブレークダウン(ドリルダウン)してみます。[集計] 図形を選択して [ピボットダイヤグラム] ウインドウから [商品:区分名] を選択します。
  9. [集計] 図形に表示されている [数量] や [金額] の値は全体の合計値です。ブレークダウン操作によってその内訳を知ることができます。
  10. ブレークダウン操作で表示された区分が多すぎて図面が見辛くなっています。[区分名] を絞り込んでみます。[ピボットダイヤグラム] ウインドウで [商品:区分名] を右クリックしてコンテキストメニューから [ディメンションの構成] を選択します。
  11. [ディメンションの構成] ダイアログが開いたら、そのまま [OK] をクリックします。
  12. [レベルの構成] ダイアログで絞り込みの条件を設定します。今回は (区分名 == 飲料) OR (区分名 == 菓子類) という条件にしてみました。条件を設定したら [OK] ボタンをクリックします。
  13. [ディメンションの構成] ダイアログに戻ってきました。そのまま [OK] ボタンをクリックします。
  14. [集計] からブレークダウンされた [区分名] が [飲料] と [菓子類] に絞り込まれました。[集計] 図形に表示されている [数量]、[金額] の各値が [飲料]、[菓子類] における各値を合計したものになっている点に注目してください。絞り込みによって合計値も変化しました。また、絞り込みの条件はテキスト化されて図面に表示されます。
  15. ブレークダウンは複数回行うことができます。現在 [集計] から [区分名] をブレークダウンしていますが、ここからさらに [商品名] でブレークダウンしてみます。[飲料] 図形を選択して [ピボットダイヤグラム] ウインドウから [商品:商品名] を選択します。
  16. [飲料] 区分から [商品名] がブレークダウンされました。各商品の図形に表示されている値を合計すると [飲料] 図形のそれになります。

次回はピボットダイヤグラムの操作に関してもう少しお伝えします。

Visio 2007 : Visio でデータ分析

Office System 2003 まではデータ分析と云えば Excel の専売特許という雰囲気でしたが、Visio 2007 には絵を表示することが得意なソフトだという点を生かしたデータ分析の機能「ピボットダイヤグラム」が搭載されました。

SQL Server 2005 Analysis Services で作成したキューブ (CUBE: 多次元データベース) を利用するピボットダイヤグラムの作成方法を紹介します。

  1. Visio 2007 を起動したら [ビジネス] カテゴリーから [ピボットダイヤグラム] テンプレートを選択して [作成] ボタンをクリックします。
  2. [データ選択ウィザード] が表示されたら [Microsoft SQL Server Analysis Services] を選択して [次へ] ボタンをクリックします。
  3. [データベース サーバーに接続] 画面では [サーバー名] と [ログイン時の証明] を適切に入力して [次へ] ボタンをクリックします。
  4. [データベースとテーブルの選択] 画面ではこれから接続するキューブ (CUBE) を指定して [次へ] ボタンをクリックします。
  5. [データ接続ファイルを保存して終了] 画面で作成した接続情報に任意の [ファイル名] を付けて保存します。[説明] や [フレンドリ名] を付けて接続情報を分かり易くしておくことも可能です。[完了] ボタンをクリックします。
  6. 新たに [データ選択ウィザード] が起動します。[データ接続の選択] 画面では先ほど保存した接続情報を指定します。[次へ] ボタンをクリックします。
  7. 正常にインポートされたことを確認したら [完了] ボタンをクリックします。
  8. Visio の図面が表示されました。[ピボットダイヤグラム] ツールバーが表示されていることを確認してください。また、画面の左側、本来であればステンシルが表示されている領域にキューブのディメンション (Dimension: 分析の切り口となるデータ) やメジャー (Measure: 分析用の定量化や集計が可能なデータ) が並んだ [ピボットダイヤグラム] ウインドウが表示され、Excel のピボットテーブルに似た雰囲気になっていることを併せて確認してください。

次回はピボットダイヤグラムの操作方法を紹介します。